新潟県ご当地グルメ「イタリアン」を食べてみた。
こんにちは!明けましておめでとうございます。新潟りの山野です。
突然ですが、皆さんは「イタリアン」ってご存知でしょうか?このブログを見ている皆さんはすでにご存知かもしれません。以前中村くんが紹介していましたね!今回は僕の目線からイタリアンについて紹介したいと思います!
はいこのカレー焼きそば?といいたくなるような食べ物こそ新潟県のご当地グルメ「イタリアン」です。(イタリアン要素もないですね。笑)イタリアンには実は2種類のイタリアンがあります。ひとつは「みかづき」のイタリアン、もうひとつは「フレンド」のイタリアンです。主に新潟市などの下越地方ではみかづきのイタリアンが親しまれ、中越地方ではフレンドのイタリアンが親しまれています。今回は、新潟県長岡駅の一階にあるフレンドCoCoLo長岡店を訪ねてきました。
店頭にやってくると早速、懐かしい匂いに迎えられました。様々な種類のイタリアンがずらっと並べられています。(どれにしようかなあ)
ここは一番オーソドックスなイタリアン(大盛り)を注文!(ワクワク!)
待つこと一分ほど……
ついにやってきました!イタリアン!フレンドのイタリアンです!くぅぅ!!
では、早速、一口いただきます。
「う、うまい……!」
太めの中華麺とキャベツやモヤシのシャキっとした野菜の食感が新鮮な甘辛いルーが絶妙に絡み合い、「ずずずっ!」と口の中に流れ込みます!!!するともうあっという間です!五分もたたずぺろっと食べきってしましました!やはり、うまい!最高です!ごちそうさまでした!
ではでは食レポはここまでにしてちょっと小話を!笑
最初にも書いたように、イタリアンには「みかづき」のイタリアンと「フレンド」のイタリアンが存在します。実は新潟県民の間ではこの二つのイタリアンの覇権が争われているのです。県外に出て新潟県民に出会うと、互がこっちのイタリアンの方が美味しい、本物のイタリアンはこっちだと論争になることもあります。(僕も大学に入学当初に同級生と言い合いに。笑)
そもそも、甘味処みかづきの経営者三日月晴三さんがイタリアンスパゲッティのイメージを取り入れて、フォークを使って食べる新しいファーストフードとしてイタリアンを開発し、昭和30年頃から地元で普及し始めたとされてます。この当時長岡市で甘味処フレンドを経営していた木村政雄さんは三日月晴三さんと深い親交があったため、新潟市と長岡市に分かれ、競合の恐れもないことからイタリアンの販売を始めたとされます。その後、両者は協力し合い、イタリアンを販売し続け、現在のように県民から愛されるソウルフードと言われるまでにイタリアンを成長させてきたのです。
実は僕、みかづきのイタリアンを食べたことがありません。笑(早く食べてみたい!)
このように、新潟県のソウルフードのイタリアンについて書いてきたわけなのですが、こういったソウルフードやご当地グルメといったものは日本各地に津々浦々まで存在しています。その一つひとつが様々な想いをもってつくられ、様々な想いをもって食べられています。そう考えるとソウルフードやご当地グルメの中にある「美味しさ」だけじゃない新しい食の魅力に出会えるかもしれませんね!
イタリアン、ぜひ一度ご賞味を!